前回のよみものでヴィンテージ家具のテイストについてご紹介しました。自分好みのテイストを見つけて、「さぁ、実際に取り入れてみよう」と思った矢先にヴィンテージ家具のコーディネートという難題が立ちはだかります。
ヴィンテージ家具を取り入れるならお部屋全てを同じテイストに合わせないと！と思いがちですが、ヴィンテージ家具は、さまざまなインテリアデザインスタイルに組み込むことができます。モダンな空間にヴィンテージの要素を加えることで、独特のコントラストとバランスを実現させてくれます。
インテリア雑誌を見てみても、ヴィンテージ家具1点投入で雰囲気ガラリと変わるコーディネート例がたくさん掲載されています。今回は、「1点投入で雰囲気ガラリ」に焦点を当てて、コーディネートのヒントになるようなおすすめ家具をご紹介します。
アクセントチェア
著作者：wirestock／出典：Freepik
まずは、一番簡単に取り入れやすいアクセントチェア。
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ヴィンテージのアクセントチェアをリビングルームに配置することで、部屋に温かみやキャラクターを加えることができます。このアクセントチェアは、他の家具と調和しながら個性的な要素を提供してくれます。
座るためのチェアというよりは、季節に合わせてストールやドライフラワーをディスプレイすると、雰囲気もグッと良くなります。
「顔」になる大型家具
著作者：Freepik
次に、お部屋の中心・「顔」になる家具。
例えば、ヴィンテージのダイニングテーブルやソファ。
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贅沢な装飾が目を惹く伝統的スタイルや有名ブランドの使い込まれた古木感は、新品には出せない味です。長きにわたり、人と共に生活してきた息遣いを感じられます。
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イケメンな雰囲気が魅力のヴィンテージソファを取り入れることでコーディネートがスタイリッシュにまとまります。味わい深い張地の質感を楽しめるヴィンテージソファは特におすすめ。人生の伴侶として、愛着を持って長く使えるのも魅力の1つです。
お部屋の中心となる場所にヴィンテージ家具を配置することで、そのアイテムが注目の的となり、部屋全体の雰囲気を変えてくれます。
壁際には、ヴィンテージのシェルフユニット、キャビネットやドレッサーといった収納家具
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ヴィンテージの収納家具で市場に多く出回り、そして人気なのは北欧家具です。最大の魅力は、デザイン性と品質の高さになります。
持ち手のデザイン性は使いやすさと芸術性が上手く同居しています。持ちやすさを考えたものから家具の一部としてデザインされたものまで、丁寧に木を彫りこんで造られたものが多く、職人のこだわりを見ることが出来ます。
これらの多くは、チーク材が使われています。使い込むほどにツヤが出るチーク材を使った家具は、長い年月をかけていい色に変化し、お部屋全体がホッとするあたたかさで包み込まれることが一番の魅力です。
今はなかなか手に入らない「木の宝石」と呼ばれるチーク材。オイルでメンテナンスしながら、味わいを育てる楽しみもあります。
収納スペースを確保しつつ、美しいデザイン要素を持つアイテムを楽しむことができます。大きく面積を占める収納家具はヴィンテージの味わい深さを存分に堪能でき、また、お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれます。
照明
最後に、照明もおすすめします。
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ヴィンテージのランプやシャンデリアを使用することで、部屋の照明効果を変え、雰囲気をアップさせることができます。暖かみのある照明は、部屋全体に温かい雰囲気をもたらしてくれます。
シーリングライトが一般的な日本の住環境では、北欧のようにランプやキャンドルを多用して陰影を楽しむインテリアは難しいですが、テーブルランプやフロアランプで一ケ所を照らすだけでも、そこに生まれる陰影でお部屋に光のリズムが生まれます。
スタッフのインテリアをのぞき見
こちらは、当店スタッフのお部屋。ヴィンテージ家具を上手に取り込んで、素敵な空間に仕上がっています。詳しくは中古家具のある暮らしをご覧ください。インタビュー形式で、スタッフのこだわりやヴィンテージ・中古家具への熱い想いがあふれていて、楽しい記事になっていますよ。
雑貨
家具の買い替え、買い足しが難しければ、雑貨もおすすめです。
ヴィンテージの小道具や雑貨アイテム（陶磁器、骨董品、時計、鏡など）を部屋に配置することで、部屋に独自の個性を持たせることができます。骨董市なんかに出かけて、お気に入りを探したり、値段交渉しながら掘り出し物を探す楽しみもあります。
Restyleでも年に2回、春と秋に蚤の市を開催しています。開店前から多くのお客様にお並び頂き、毎回大盛況のイベントとなっています。お客様の期待値の高さと熱気が相まって、まさに「アツい」1日。普段Restyleの店頭にも出ないちょっと古くて、ちょっとおもしろいもの。きっとあなたの心をくすぐる1点物に出会えるはずです。
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ここでしか出会えない掘り出しものに出会えた喜びと感動。一期一会の出会いを大切にして巡り合ったヴィンテージ雑貨をお部屋に迎えて、ヴィンテージの沼にハマってみましょう。
便利な機能を使おう
著作者：flatart／出典：Freepik
それでも自分のお部屋に実際置くとなると想像つかないとお困りな方も多いはず。
そんな時は便利な合成アプリを使ってみてはいかがでしょうか？自分の部屋の写真を一枚撮って、そこに気なる家具の画像を切り取って合成するだけ。
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こちらは当店スタッフとお客様とのやり取りで使用された合成画像です。
チューリップチェアの座面のファブリックの色にお悩みのお客様。
床の色や他の家具との兼ね合いなどで、決めかねていらっしゃたので、スタッフがダークブラウンのチェアをお客様のリビングのお写真に合成しましてご確認いただきました。（左画像）
やはり視覚で確認できるとイメージがしやすかったようで、カラー選びがスムーズに進みました。その後、テーブルのカラーに近いキャメルをお選びいただき、納品後お写真を送っていただきました。（右画像）
ヴィンテージ家具1点を選んで部屋に投入することで、部屋全体の雰囲気を変え、ユニークな魅力を持つインテリアを楽しむことができます。選んだヴィンテージアイテムによって、部屋の雰囲気をリフレッシュしましょう。
（文：長谷川）