コスパも優秀。さらにセンスも光るインテリア:中古家具のある暮らし

今回お部屋を紹介してくれたのが、メンズ古着バイヤーとしても貢献してくれてる、ゆうたくん。配達・買取・家具清掃・メンテナンスと、若いながらもリスタイルを支える大切な中心スタッフです。

元々、リサイクルショップや古着が大好きで、買取りや配達でも、さまざまなお宅にお邪魔させてもらっているので、モノを見る目は肥えていますよね。

様々なテイストの家具と小物を絶妙に合わせながら、ヴィンテージ、中古家具、リサイクルショップなどへの熱い想いを語ってくれました。

003メンズ古着バイヤー 田中(祐) / YUTA

インタビュー 柴田:
細かいところまで、ゆうたくんの好きなものやセンスが光っているインテリアですね。まずはお部屋のこだわりを教えてください。

ゆうた:
いかにリサイクルショップで集めるかです。フリーターでお金もないので、部屋の家具はほとんどが中古です。

リスタイルのような場所で働いていると、段々目が肥えて来てしまって頭でっかちになるというか、カラーボックスのなかで生活したくなくなります。なのでリサイクルショップに行き、「家具ディグ」で集めています。

モノを知っていると、掘り出し物に巡り会える。中古の魅力。

柴田:
キレイめ且つ、上質。ゆうたくんのセンスが光る素敵なインテリア。ゆうたくんは、リサイクルショップ、中古家具屋に詳しく、休みの日も店巡りするほど中古でいろいろと購入していますが、その中でも買ってよかったと思う家具や雑貨を教えてください。

ゆうた:
圧倒的にJLモラーのNo.75です。見つけた時には有頂天というのはまさにこのことかと感じました。リサイクルショップというのは改めて素晴らしい場所だなと感じた一脚です。

柴田:
ゆうたくんが嬉しそうに、「これ超安く買えたんですよ!」と写真見せてくれたのをすごく覚えてますよ(笑)

モラーのチェアは、シンプルながらも細部まで上質で完成度が高く、素敵ですよね。モノを知っているゆうたくんだから発見できた掘り出し物ですね。こういったものに出会えるのも中古家具の良さですね。

かっこつけてないけど かっこいい感じ。ハラーのキャビネ。

柴田:
お部屋の中にある1番好きな家具やジャンルを教えてください。

ゆうた:

モラーと言いたい所ですが、前の質問で答えているのでハラーのキャビネットにしときます。名前が似ているのはたまたまです。元々ハラー系の見た目がずっと好きでした。斎藤和義のあの気持ちもわかります。機能美というかあのかっこつけてないけどかっこいい感じが斎藤和義だなと。

これがめちゃ好き!っていう感じのジャンルは特にないです。リスタイルだといろんなジャンルのものが入ってくるので、ミッドセンチュリーとかイタリアンモダンとか北欧とかアメリカンヴィンテージとか古道具とか、どのジャンルにもカッコいいものがあるので結構なんでも好きです。カントリー家具はあまり好きではありませんが。

※当店でハラーキャビネットをご購入くださったお客様のインテリア

柴田:
ハラーの商品は当店でも結構入荷しますが、とても人気で、おしゃれな方が買っていくイメージ(笑)。システムキャビネットで、自分のセンス次第で、いろいろとできるのも良いですよね。リスタイルの事務所でも使ってます。

全てそうですが、やはりできる限りお値打ちに提供させて頂いているせいか、入荷したらすぐに売れてしまうこともしばしば。ネットショップに載せた途端にすぐSOLD OUT!なんてことも…嬉しい限りです。

当時の外国のデザインをうまく落とし込んでる、ジャパンヴィンテージ。

柴田:
ゆうたくんは、リサイクルショップ巡りが好きで、いろんな家具を見ていると思いますが、次にほしい家具はどんな家具ですか?

ゆうた:

ジャパンヴィンテージ系がほしいです。当時の外国のデザインをうまいこと落とし込んでる感じが好きです。ほぼパクリみたいなのも好きです。

いま売ってる柳宗理のコトブキチェアとか欲しいです。日本版イームズシェルチェアみたいな感じもいいですね。置くとこないので買いませんが…

柴田:
コトブキのチェア可愛いですよね。1969年に柳宗理がデザインされて、今も廃れてないデザインが素敵。連結もできるデザインなどのこだわりが、今でもホール・劇場・学校・スタジアム・アリーナ・映画館など、誰もが一度は座ったことのある公共の場でもよく使われている、コトブキのすごさがよく感じられます。ヴィンテージのコトブキは今では希少ですよね。しかも柳宗理がデザイン。

これに限らず、古着も含めたヴィンテージ品は、何度も言ってますが(笑)経年変化のアジが何とも言えない良さですよね。これは新品にはない魅力。

ジャパンヴィンテージいいですね。デザインっていろんなものに影響されて良くなっていきますよね。海外のデザインを上手に落とし込んで、さらに良くなったり。逆も言えますよね、ゴッホが浮世絵に影響されて名作が生まれたように。提灯が基本となったイサム・ノグチのAKARIとか?さらにそのAKARIに影響される海外のデザイナーとか。

頑張りすぎない、絶妙なダサさ。僕が思うセンスの良さ

柴田:
古い映画が好きだったり、なんか変なものが好きだったり。インテリアにもゆうたくんの独自のセンスが感じられますが、ゆうたくんが思うセンスがいい!と思う人の特徴は?

ゆうた:
「ぼく適当ですけど?」って雰囲気出してるけどヴィンテージのもの置いてたり着てたり、たまに普通に現行のものも使ってる人です。絶妙なダサさというか、そのダサさを出すとこがかっこいいというか。そういうひとはセンスが溢れすぎてます。

柴田:
古着にも詳しくて、いろいろ教えてくれるゆうたくん。家具だけでなく古着やヴィンテージ雑貨、古い映画、いろいろなモノを見て感じることで、磨かれる部分がありますよね。センスって、どれだけ多くのものを見て自分なりに感じるか、って大きいですよね。

家具だけでなく、今はリスタイルにも古着や書籍のジャンルも増えています。今まで自分では選ばなかったようなジャンルのモノを取り入れたら意外と良かったり。多ジャンルな感じがリスタイルの面白さでもあります。

また、“良いもの”を多くの人に感じてもらいたいので、仕入れはできるだけ上質なものをセレクトするように心がけています。

ヴィンテージものは、常に今が一番最安値。

柴田:
中古は不安だな…ヴィンテージものって高くない?という人もいるかと思います。そんな方にアドバイスをお願いします。

ゆうた:

極論ですが、いいものの中古はタダみたいなものです。不要になっても自分で売れば同等の金額が戻ってきます。

ヴィンテージは物にもよりますが年々値段が上がってます。家具に限らず、常に今が一番最安値だそうです。お金持ってないフリーターが言うのもなんですがね、

柴田:
リサイクルショップ好き、古着好きなゆうたくんの独自の視点で、いろいろとお話ししてくださいました。掃除やメンテナンス、買取りの数をこなすごとに、もっと名作家具に詳しくなっている印象な彼。買取やメンテナンス、古着知識で頼りになる存在です。今回お部屋を見せてもらって、そのセンスにさらに驚きました!ありがとうございました。

ーーーーー

ヴィンテージものって“高い”イメージを持つ方もいると思います。でも当スタッフのように、コスパの面でも、良いものがお値打ちに買えた!というお客様の声、多くいただきます。

良いものをもっと多くの人に感じて欲しい。中古品や古着、リスタイルに入荷する商品は、バイヤーが厳選したもの。それを清掃スタッフが隅々までキレイにし、必要であれば補修やメンテナンスをする。このように、複数のチェックを通過した商品が店頭に並んでいます。「中古なのにキレイですね」そんなお声もよくいただきます。

また、良いものを永く使っていただくために、修理リメイクのサービスもおこなっています。とても好評で、工房スタッフ頑張ってます!もちろん他店で買ったものでもOK。いつでもご相談ください。

そしてもっと中古家具を身近に感じてもらうために、家具のサブスクレンタルのシステムも少しずつ進めていこうかと試みています。「モノを持たない時代」にも対応できるような、それでも暮らしを豊かにできるような、そんなサービスも細々と進めています。

修理やメンテナンス、リメイクをしながら、“良いものを末長く”でもライフスタイルの変化で、変えたいな…と思ったら 、今欲しい方に橋渡しをして、違うものを選ぶ。そんな循環型経済を目指して。ヴィンテージ、中古品をもっと日常に取り入れて、暮らしを豊かに。

リスタイルは、北欧諸国のセカンドハンドショップのような、もっとサステナブルで且つ、身近な存在なお店を目指しています。

インテリアに困ったときは、リスタイルの家具の中から家具をセレクトしたり、コーディネートのお手伝いもしていますので、お気軽にご相談くださいね。

(文:柴田)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。