preloder

中古家具屋の利益率。

中古家具専門店 Re-styleを始めて今年で14年目になる。

 

当初は小さな倉庫を1つ借りて妻と二人、ヤフオクのみで販売していて、その頃は出品するほとんどのモノが競り上がって高値で落札されていた。仕入れたものが、1週間ちょっとで仕入れ値の3倍・4倍になる。なんて簡単なボロい商売だと正直思った。

 

そうなるとイケイケどんどんだったそのころの俺は、出品の数を増やすために人を雇い、アンテナショップとしての実店舗もやりたいということで物件を借り、そこでまたスタッフも雇って、従業員はいっきに増えた。

 

さてさて、家賃と人件費が増えた分、比例して売り上げが増えるわけもなく、すぐにボロい商売ではなくなった。

 

リサイクル業界の粗利益は少なくとも60~70%、高いところだと80%以上である。単純に考えて仕入れたものが約2.5倍~5倍くらいで売れる計算。

でも、そこはあくまでも粗利益、中古を扱うということはこんなにも販売管理費(固定費)がかかるとは思わなかった。新品を扱う家具屋さんとは比べるとおそらく、販売管理費(固定費)は2倍はかかっていると思う。

 

商品を仕入れて、さらに店頭に出るまで売り物になるまでに、かなりの経費が必要になる。

まずは商品を仕入れる為にかかる経費。

中古の商品は当然メーカーや問屋から仕入れられるわけもなく、インターネットや紙媒体に広告を出して一般の方から買取りをする、その広告費。

その買取りのお問合せに対して電話対応や見積りにいく人件費、交通費。

すべての物件でご依頼頂けるわけではないが、買取のご依頼を頂けることになると出張買取りで必要なスタッフ、トラックなどの経費。

古物商が集まるセリ市場での仕入れの場合、そこに行く為の人件費、交通費、トラック経費。競りなので人気の商品は競り上がって高くなる。

ここまでが仕入れる為にかかる経費、仕入れた商品その物の値段は当然、別である。

 

さらに仕入れてきた中古品を売り物にするまでの経費。

仕入れてきた商品すべてをそのまま店頭に出すことはできないので、商品をストックしておく為の倉庫がいる、その家賃。

中古品なので、商品の点検、清掃・メンテナンス、リペアなどが必要でそれにかかる人件費やその道具などの経費。

 

ここまでやってやっと商品が店頭に出て、本当の商品となる。

ここからかかる経費はどんな商売も同じであるが、ただ中古品は1点モノであるため、1つの商品が売れれば、また違う商品を店頭に出す作業が余分にある。

 

販管費が新品を扱う商売と比べて2倍はかかる、ということがわかって頂けたと思う。

 

さらに中古品の仕入れは買掛はなく、すべてニコニコ現金払い。いつ売れるかわからないモノ、もっと言えば売れるかどうかも分からないモノを現金で仕入れて人件費や家賃を払ってストックしている。なんてリスクが高いことか。

仕入れはみずモノなので買取の依頼があれば在庫がいっぱいだからといって断ることなどできず、在庫は増えるばかり。

さらにさらに、お店でカード払いOKであれば入金には売掛が発生する。仕入れは即金、売上は売掛。資金繰りは最悪である。

 

自分と少しの人数でやっていたときはボロい商売だったが、規模がデカくなって人件費や家賃などいろんな経費もデカくなり、ボロい商売が一転、かなりキツイ商売になった。当然と言えば当然。

 

そこで最初の粗利益に戻ると、60%~70%ではなかなか『営業利益』は出ないのである。

人件費は飲食店なみ、商品を仕入れるのに経費がかかる、先払いなので資金繰りも厳しい、そうなるとあとは高く売るか仕入れ額を下げるしかないのである。

高く売るにはそれなりの努力と時間、経費がかかる。商品をいかに安く仕入れるかが中古屋が『営業利益』を出せるかどうか、なのである。

粗利益率が80%台、原価率で言えば10%台、1万円で仕入れて10万円で売る、ぐらいでやっとトヨタ自動車と同じ営業利益10%ぐらいになるのではないかと思う。もちろん、いろんな経費削減も必要だが。。。。

 

なので、買取りが安い!そんなに安く買ってそんなに高く売るの?と仕入れの値段だけ見れば思われがちだが、中古家具屋はハッキリ言って儲からない商売なのである。

でも、これからも中古家具屋をやっていきたい。ワクワクして楽しいから。

 

『インテリアをファッションのように着替えよう。』

    クリック→ 中古家具専門店 Re-style

2018-02-01 | Posted in 社長ブログ 

関連記事

YouTubeYouTube