ブログを書こう、と思うが、どんな内容にするか悩み、5ヶ月ほど経ってしまった。
まあ、適当に思ったことを書くか。。。。。
先日、何かの経済誌のコラムで、IDC大塚家具が中古家具を扱うことについて『中古家具店に成り下がった』
というような記事があった。
新品を扱えばいい店で、中古を扱うとダメなのか!?中古家具を扱う一業者として当然、憤りを感じた。
新品を主に扱う家具店で、しかもあの大塚家具が大々的に中古家具を買取販売すると発表したときは衝撃的だった。
業界最大手の大塚家具のこの発表は本当に家具業界の未来を見据えたすごく大きな決断であったと思う。
中古家具を専門で扱う俺としては、やっぱり大手も中古を扱う時代が来たか、という少しビビる気持ちと負けるまい
という闘争心のようなものと、最大手が中古家具を扱うことで世間の中古家具のイメージが変わってくれる、
という期待感とが入り混じった、何とも言えない気持ちだった。
では、日本のその他の業界をみるとどうだろう。
例えば自動車業界は、新車のディーラーが中古車販売店をやったり中古車販売店が上場するほど中古の市場は
大きくなっている。
建設業界や不動産業界でもリフォーム、リノベーションや中古物件の販売など新築より盛り上がっている。
そんな日本で家具業界のスクラップ&ビルドの考え方は明らかに時代遅れで古くさい考え方である。
自動車業界では中古車が売れると新車も売り上げが伸びるらしい。中古車が売れるということは下取りが高くなる。
その下取り金額分を新車を買う予算にあてがうので新車が買いやすくなる。中古車が売れれば新車も売れる。
至極当たり前のことである。
では、家具業界はどうだろう。家具の下取りなどする業者などほとんどなく、自店で売ったものですら、下取りしない。
中古家具屋などゴミ屋扱いで見下している、中古家具が売れると新品が売れないと思っている古くさい凝り固まった
業者ばかりだ。
でも、大塚家具の久美子社長は違った。すばらしい!是非、がんばってほしい。
そして、俺も『インテリアをファッションのように着替える』というスタイルをもっともっと広め、
気軽に家具を売ったり中古の家具を買ったりできる世の中にしたいと思う。
それにしても、あのコラムを書いたヤツ、二度と経済を語るな、と思う。
追伸
最近、いくつかのメーカーで家具を買取ってメンテナンス後、販売するところが増えている。
旭川の老舗メーカー、カンディハウスが自社の家具を買取し、メンテナンスした上でヴィンテージアイテムとして
販売している。素晴らしい!
こちらへ → http://vintage.condehouse.co.jp/html/page14.html
アメリカのハーマンミラー社も、アーロンチェアに限定してのようだが、買取し、メンテナンス後、
『リファビッシュプロダクト』として販売している。ブラボー!
こちらへ → http://store.hermanmiller.co.jp/news/201501051000.shtml
こういった取り組みが増えることを中古家具屋として切に願う。
『インテリアをファッションのように着替えよう。』
クリック→ 中古家具専門店 Re-style