フードロスSDGs

フードドライブって?SDGsな取り組み。もったいないを、ありがとうに。

「もったいない」精神の日本。なのに食品ロスは、世界でトップクラス。

日本の食品ロスは、年間643万トン。
日本国民一人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分のご飯を無駄に捨てているという目安です。
数字で言われてもなかなか実感がわかないかもしれせんが、ぜひ一度こちらの映画を見ていただきたいです。

長編ドキュメンタリー映画『0円キッチン』
映画『もったいないキッチン』


食品ロスの実態を調査し、実際にどこでどれほどの食品ロスが生まれているか、食品リサイクル工場、コンビニ、一般のご家庭を訪問して分かりやすく紹介してくれます。
映画の中に出てくる廃油を使ったキッチンカーは各地を巡りながら、様々な「もったいない」の解決方法をとても魅力的に紹介。
そしてワクワクするような解決方法で、未来をよりサステナブルにする革新的なひらめきをもって紹介してくれます。
フードロスは、戦争や、食べるものに困るような厳しい時代を過ごしてきていない私たちの世代が、改めて考えなければいけない問題です。

これもまたSDGs。まだ食べられるもの、捨てていませんか?


リスタイルがおこなうフードドライブ活動。

いただきものや詰め合わせを消費できない…自分の口に合わないけれど、もったいなくて捨てられない…買ったはいいけど食べきれない…
そんな家庭にあるけれど消費しない食品をぜひリスタイルにお持ちください。各地で食品を必要としている人に責任を持って届けます。
リスタイルは何年も前から「フードドライブ活動」をおこなっています。

フードドライブって何? 簡単に言うと… 食品の寄付。食品ロスを減らし、必要な人へ繋ぐ活動。


「フードドライブ」「フードバンク」という言葉。
日本では、ディーンフジオカさんがTVなどで紹介して少し耳にされた方も多いのではないでしょうか?
フードドライブとは、1960年代にアメリカから始まった食品ロスの改善を目的とした活動です。

“drive(ドライブ)”という単語には「募集のための宣伝」や「運動」という意味もあり、そう呼ばれています。

この活動が盛んになったアメリカでは、食品以外にも古紙回収や本の寄付、おもちゃの寄付、衣類の寄付、着なくなった制服の寄付など、いろんなドライブがあります。
ディーンフジオカさんは、アメリカに学生時代留学していた時、お金がないときはフードバンクを利用していたそう。


そこは街の食堂のようなところで、誰もが利用できて食事を提供してもらえるところだったとのことです。アメリカでは誰もが当たり前なこととして活用しているらしく、日本ではなかなか無料で…と言われるとまだ抵抗があり、日本と世界の浸透力の差に驚きます。

日本でも各地で行われている子供食堂という取り組みも近いものがありますね。

楽しみながら、無理なく持続可能な生活を


個人的に大好きな番組「ザ!鉄腕!DASH!!」。
TOKIOさんがDASH!!でおこなっていた『0円食堂』も同じような試みですよね。
企業や農家さんも、大切に育てたけれど破棄しなければいけなかった野菜や果物、食品をあんな風に利用してもらえたら嬉しいですよね。しかも無理なく楽しそうに。
著名な方があのような活動をしてくれることで私たちの意識にもとどまり、何かの行動のきっかけになるかもしれません。とても素敵な事ですね。

令和元年5月に可決された「食品ロス削減推進法」により、
持続可能な社会が求められる今、企業や農家にとっては寄贈しやすい環境が、またフードバンクの活動に国が支援をする仕組みが整ってきました。これからどんどんこういった活動の支援の輪も広がりそうです。今ではスーパーマーケットやJA、フィットネスクラブでもフードドライブ活動がおこなわれ、この輪がもっと広がっていくといいと思います。

自分だけがいいという考えではなく、周りの人も巻き込みながら全世界の人が豊かに楽しく暮らしていけるためには何ができるのでしょう。

フードドライブ、どんなものが対象?


■集める食品の条件(セカンドハーベスト名古屋基準)
・包装や外装が破損していないもの
・生鮮食品以外のもの
・冷蔵・冷凍食品以外のもの
・瓶詰めの食品でないもの
・未開封のもの
・包装や外装を他のものに移し替えていないもの(お米は除く)
・賞味期限(※)が明記されており、またそれが1か月以上先のもの
※白米の場合、精米時期から半年以内のもの/ ※玄米の場合、精米時期から2 年以内の ものは賞味期限の記載がなくても構いません。

■お持ちいただきたい食品
・お米(特に現在不足しています)
・乾物(パスタ、うどん、蕎麦など)
・インスタント・レトルト食品(カップ麺、カレーなど)
・調味料(食用油、醤油、味噌、砂糖など)
・缶詰(肉、魚、野菜、果物など)
・ギフトパック(お歳暮、お中元等、贈答品の余剰など)
・お菓子
・乳児用食品(粉ミルク、離乳食など)
・シリアル
・フリーズドライ食品

もし、お家の中を見渡して食べきれない食品がありましたらぜひリスタイルへお持ちください。責任をもって本当に必要とされる人たちに繋ぎます。
世界では8億人以上が飢餓で苦しんでいます。
そんな中で、簡単に食べるものを捨てていく今の社会では、いつか限界がきます。
全てのことに通ずることですが、「当たり前」だった物事をぜひ違う視点で見てみましょう。

(文:柴田)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。