ハンス・J・ウェグナーとは。

北欧の巨匠の名作「Yチェア」、 入荷中!

リスタイルでも定期的に入荷する大人気「Yチェア」。現在、4脚入荷中!(※2023/12/06現在)
北欧の家具と言えば「Yチェア」がまず浮かんでくる方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな名作の生みの親、ハンス・J・ウェグナーに改めて迫りたいと思います!

(出典:エイ出版社『ハンス・J・ウェグナー完全読本』)

ハンス・J・ウェグナー(1914-2007)の誕生

生涯で500以上の椅子をデザインし、20世紀の北欧デザインに大きな影響を及ぼした彼の生まれは、デンマークとドイツの国境付近、トゥナーという町。
ちなみにポール・ケア・ホルムやボーエ・モーエンセンなどもこの地方出身なのだとか。

・13歳という幼い時から家具職人の元で修業を始め、17歳の時には既にマイスター(専門的な知識や、豊富な経験を有する職人が得られる)の資格を取得。

・23歳の時にコペンハーゲン美術工芸学校に入学。
そこで公私にわたり親交の深くなるボーエ・モーエンセンと出会いました。後にモーエンセンの長男の名付け親となるほどの親友となります。

・20代にはアルネ・ヤコブセンらの事務所で所業を積み、30代に入る頃には独立を果たしました。

チャイニーズチェア(1943年)

最初の転機となったのがこの「チャイニーズチェア」の発表。
中国の明の時代の椅子をリデザイン。その後の彼の名作たちの原点となります。

ピーコックチェア(1947年)

イギリスのウィンザーチェアをリデザイン。
1970年代にはその優雅な見た目から多くの女優やモデルたちが愛用しました。

ザ・チェア(1949年)

チャイニーズチェアの流れを汲んでおり、彼の作品の中でも完成度の高い作品とされていますが、発表当時はあまり注目されませんでした。
後に雑誌への掲載やケネディ大統領らがこれに座りテレビ討論したことにより一躍脚光を浴びます。

Yチェア(1949年)

ここできましたYチェア。カール・ハンセン&サンから製造され、発表と共に大きな反響を呼びました。
ミラノトリエンナーレのグランプリ、スウェーデンのプリンス・オイゲン・メダル、など多くの名誉あるデザイン賞を受賞。世界の名だたる美術館に収められ、“世界で最も売れたイス”のひとつとして有名です。

カール・ハンセン&サンとの出会い

Yチェアが生まれるきっかけとなったのが「カール・ハンセン&サン社」との出会い。
当時の社長に才能を見出されたウェグナー。彼の作品はそれまで職人による手仕事でなければ作れないものが多かったのですが、ここで初めて工場生産向きのデザインを考えることとなりました。

Yチェアは、パーツの製造はほとんどが機械、組み立てやペーパーコードの編み込みのみ手作業で行われています。
こうしてコストダウン、大量生産向きでありながら美しさも兼ね備えた名作が生まれたのです。

リ・デザイン

古典様式家具の研究をしていたコーア・クリントの門下生である親友ボーエ・モーエンセンの影響で、歴史や伝統ある様式のリデザインを重要視していたウェグナー。
上述のように、ウィンザーチェアやシェーカーチェア、明時代の椅子のリデザインに取り組んでいます。
それでいて、スチールや成形合板など時代の最先端を取り入れることも欠かしていないのがウェグナーの他とは違うところ。

デザインポリシー

【1】座り心地
【2】美しさ
【3】クラフトマンシップ

彼は以上の3点をデザインポリシーとして挙げています。
なかでもクラフトマンシップは、自身が創る人だからこそのこだわり。
それでも「品質を落とさない限り、機械を使う」というのが重要なポイントで、作業スピードとコストダウンが図られています。

ウェグナーの思い

1998年に第8回国際デザイン・アウォードを受賞したウェグナーは、日本へこんな言葉を送っています。

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私の作品は、芸術品ではありません。日用工芸品なのです。
ですから、手でさわってください。
座ってみてください。
そして、よく見てください。
曲線を手で追って、つなぎ目を見て、心の流れを感じとってください。
みなさんに、私の心、私の伝えたかったことを、ご自分の体を通して少しづつでも感じとっていただきたいのです。
私は最もシンプルに、明確に、それが伝わるようにデザインしました。
しかし、最初から私の心の物語が一挙に語られるというよりも、
どちらかと言えばそれはそれを使っているうちに、少しずつ伝わってくるでありましょう。
ですから、ぜひそうされることをお勧めいたします。

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彼が残した多くの作品には、職人としてのこだわり、コストダウンと量産化により多くの人々に良質な家具を届けたいというウェグナーの思いが詰まっているのが感じられるのではないでしょうか。

Yチェア入荷中!!

そんな名作Yチェアが現在入荷中!!(※2023/12/06現在)
ハンス・J・ウェグナーの思いの詰まった名作をぜひこの機会に◎

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