ツリーハウス

SDGs 持続可能な未来のために考えよう

持続可能な未来のために

「ツリーハウス作ろうよ!」

リスタイルのスタッフミーティングで出た、なんとも楽しそうな意見。 木の上に家を建てたい。これは、誰もが一度は見たことがある夢なのではないでしょうか? 家の快適性を享受しつつ、自然に囲まれて生きる。それは理想論であり「ムリムリ …」と諦 めてしまったり、物語の中にだけ許された自由のような気もしてしまいます。 お客様も巻き込んで、スタッフ自身もワクワクする仕事をしよう。ものではなく“コト” でもお客さまに喜んでもらえるように。といった話し合いからきた言葉です。

ツリーハウスなんて夢物語のようだけれど、リスタイルは考えます。 「やってみないと分からない。みんなでやったら楽しいよ!」 なんか楽観的で単純そうですが(笑)常にこの考えでたくさんの試みにチャレンジしています。

サステナブルって?リスタイルが進めるサステナブル、SDGsな取り組み


サスティナブルを含め、ロハスやエシカル、SDGsなどもう聞かない日もないくらいに定着してきました。でもサステナブルって?と考えたときに、数値のみを追求する省エネ活動だけではなく、もっと自然に対する理解やオープンマインドな発想と活用が求められてくると思います。リスタイルでも、自然にも人間にも優しい世界に。と、サステナブルな事業をもっと推し進 めていきたいと思っています。


すでに何年も前から“リバイブモブラープロジェクト”という良質な家具から家具を作るというプロジェクトや、まだまだ日本で定着が薄い“フードドライブ”活動もおこなっています。フードロス・食品ロスが問題視される今、食べたくても食べられない人たちへ、本当に必要な人に食品を届ける活動です。

モノでは得られない満足感。コトでの幸福感や充実感。これが実現できたら「商品」で得られる満足感や、とまらない価格競争の概念をもっと変えられる気がします。大量消費される商品たちが少しでも「コト」にシフトしていけば、同時に環境破壊や食品ロスも…なんて単純すぎる考えでしょうか? 日本はまだまだ、北欧やヨーロッパなどに比べると環境や食品ロス問題に対する意識が低いような気がします。もう他人事ではいられません。

アアルトも目指した「中身のあるデザイン」


建築家でありデザイナーのアルヴァ・アアルトは、かつて、「形には中身が伴っていないければいけないし、中身は自然に繋がっていなければいけない」と述べていました。 アアルトは形と機能を同等に扱い、フィンランドの風景からインスピレーションを受けていました。 周囲の環境にある形や色彩から刺激を受けて、美しいものと住みやすい空間を創り上げました。デザインと建築に人間味をもたらしたことで、フィンランドデザインを際立たせ、北欧フィンランドは今日でもデザイン文化の中心にとどまっています。
彼のデザインは、有機的でシンプルで美しく、自然を大切にしている、かつ暮らしに沿った「中身のある」デザインだからこそこれほどまでに支持されているのかもしれませんね。…と偉そうに言っているわたしも、「商品を売る、利益を上げる」ことを仕事にしている以上、そういった狭間で悩むことも多いです…。でもこのようにいろいろと考えることが大切なのではないでしょうか。


ただ自然素材のものを使えばいいとかそういった単純なことではなく、一人一人の意識が大切だと考えます。 「サステナブル」や「SDGs」を免罪符にし、それっぽくカッコよく、表面だけを取り繕って、結果的にまた大量の「商品」を作りだし、商品を「売る、利益をあげる」ということを目的にしてしまわないように。

SDGs 目標の一つ「質の高い教育をみんなに」


環境問題やフードロスだけでなく、質の高い教育をみんなに。という目標も見逃せません。日本の学校教育では学校や会社に行けないというだけで、「甘え」とか「できそこない」などと責められてしまいます。その中で追い詰められ、命を落としてしまう子どもたちや若い人も少なからずいます。たかが学校や会社に行けないだけで。学校や会社じゃない場所でも学ぶ道や生きる道や、やりがいはいくらでもある。そういったコトを大人の私たちがもっともっと考えなければいけない気がします。多様な経験を通して自身の価値観が変わり、社会を変えていく原動力になる。 テストや評価・上下関係など、様々な制度が本当の学びの機会を奪ってしまわないように。SDGsを決して人ごとではなく、自分自身の課題として捉える力を養えるように。

他人ごとではなく自分の事として。持続可能な未来へ。


10年後、20年後に社会はどうなっているのか。2030 年、SDGs の目標は全世界で達成されるのか。今、自分自身がいる環境を、サステナブルな視点で少し考えてみてもいいですね。持続可能な社会の実現には、誰かが「我慢」するのではなく、一人一人が知恵を絞って考え、その考えを無理なく、楽しく、実行に移していくことが大切だと考えます。もちろん、国連や国レベルでSDGsを考えるのも重要です。 しかし、難しく考えすぎず「誰も置き去りにしない」ために、少しでもできるコトから少しずつ。

(文:柴田)

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