中古家具販売を生業とする私たちRESTYLEでは家具の買取を行っているのですが、見積りをご依頼いただいたお客様との間で創業当時からよくあったやりとりが、
お客様:『ちょっと古いけど買った時はすごく高くってすごくいいモノだったんです!』
RESTYLE:『そうですよね。すごくいいモノはわかるんですが。。買取できないんです。スミマセン。。』
良質な木材を使って家具職人さんが作った高価な家具達も、時間が経ち、流行や生活様式の変化でまったく需要がなくなってしまえば、買取ができず廃棄されるしかないのが現状でした。お客様に申し訳なく、そして、その家具が捨てられてしまうのももったいない!なんとかならないかとスタッフ達で考えました。
『家具として需要がなくても使っている木材で何か作れないかな!』
この言葉から『Revive (蘇らせる) Mobler (デンマーク語で家具の意) Project (計画)』「リバイブモブラープロジェクト」は始まりました。
当時、誰も木工の知識も技術もなく手探りで始まった家具たちを蘇らせる作業。家具を解体してはその木材で何かを作る日々。ひとつひとつ手間をかけてやっと完成した商品も、なかなか思うように売れず、試行錯誤を繰り返してきた十数年の間、多くの失敗を乗り越え、ノウハウも蓄積され、技術も向上していきました。
今ではスタッフも増え、いっぱしの工房として稼働しています。その工房で家具を蘇らせるためにみんなが木材と格闘しながら、一つ一つ丁寧に手仕事で製品を作り出しています。