あなたは大丈夫?布製ソファの正しいお手入れと使い方

布製(ファブリック)の家具は、色や生地によってさまざまな表情をもち、そのぬくもりと優しい肌触りは幅広い年代に人気です。そんなメリットの多いファブリックですが、汚れが付きやすく手入れがめんどうなところが難点。お気に入りのソファの衛生面でお悩みの方も多いのではないでしょうか?

ソファやチェアを気持ちよく、そして長く使っていただくため、一般的なお手入れ方法を簡単にご紹介します。

素材と設置場所に注意!

取り外し可能なカバーリングタイプは清潔に保てます。ただし、素材によってはクリーニングができないものもあるので注意。また、直射日光は家具の変形や布地の変色の原因となるのでなるべくお避けください。

窓のそばに設置する場合は、レースのカーテンをつねに閉めるかカバーをかけると、直射日光や砂ぼこりによるキズや汚れをおさえられます。また、日々のブラッシングも効果的です。

お風呂上りに裸で座るのはNG

布製家具はチリやほこりが付きやすいので、こまめに掃除機でほこりを吸い取りましょう。ほこりは座面の隙間にたまりやすいので、掃除機のコンパクトノズルで奥まで吸い取りましょう。

濡れた体で座ると張地の劣化を早め、カビやシミ汚れを生じる原因になります。また、水分や汚れが付着したらすみやかに拭き取りましょう。

「あっ!」と思ったらすぐ拭く

飲み物をこぼしてしまったときは、ぬるま湯に中性洗剤(洗濯用や食器洗い用でも代用可能)を薄め、キレイな布に付けて固く絞り、ブラシに巻きつけてトントンとたたくように拭きとります。そして、ぬるま湯につけたキレイな布で洗剤を拭きとり、自然乾燥させます。すぐに作業することで汚れが目立ちにくくなります。長時間放置すると落ちないシミ汚れとなり、表面や内部にカビが発生する原因となります。

風通しの良さは職場と同じくらい重要!

極端な乾燥や湿気はよくありません!エアコンの吹き出し口付近や結露しやすい窓の近くではなるべく使用しないでください。

高温・多湿の部屋では空気が滞留するとカビやダニが発生しやすくなります。家具は空気が流れるように壁から10㎝ほど離して設置し、定期的に部屋を換気しましょう。とくにソファは内部に湿気を含みやすいので注意が必要!風通しの良いところで快適な湿度や温度をたもつようにすると長持ちします。

簡単4ステップ!ファブリックの掃除

01. 掃除機をコンパクトノズルにし弱モードで全体の汚れを吸い取ります。忘れずに隙間もきれいにしましょう。

02. 水を入れたバケツに中性洗剤を数滴たらし、キレイな雑巾を入れて固く絞ります。その雑巾で全体をやさしく拭きます。

03. 全体を拭き終えたらバケツに水を入れ、べつのきれいな雑巾を濡らして固く絞り、洗剤成分が残らないように拭きとります。

04. 濡れたファブリックがしっかり乾くまで自然乾燥します。

やりやすい方法をみつけよう!

ひと言でシミ汚れといっても、その種類はさまざま。食べこぼし・コーヒー・ジュース・インク・皮脂などの油汚れ…そのシミにあった汚れ取りを心がけましょう。

カバーリングタイプ、張り込み式タイプ、それぞれにやりやすい方法があります。重曹+お酢の化学変化を利用して汚れを取る「おっ!」とびっくりな方法もあります。それぞれにあったシミ取りの方法を探してみてください!ファブリックの素材に注意して、最初は目立たない箇所から試してみてくださいね。

(文:奥村)

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