なぜ?北欧好きが多い日本人

「HYGGE(ヒュッゲ)」って?

今月号のELLE DECOR(エルデコ)さんで最新の北欧事情を特集していましたね。面白かった… ヴィンテージものや日本の名作と合わせたり、アートとの融合だったり。日本が北欧に憧れる理由… 最近、そのことをよく考えます。例外なくわたしも北欧デザインや家具が好きです。

北欧の国々が毎年「世界で最も幸せな国」上位に上がるように国民の幸福度が高いということ。

そこに強い憧れを抱くのはもちろん、近年「HYGGE(ヒュッゲ)」という言葉を書籍などでよく目にするように、北欧の人々の考え方が、どこか日本人にも通づるものがあるような気もしています。

“満ち足りる”というノルウェー語からきている「HYGGE」。この直訳が日本語ではないのですが、あえて言うのであれば心の安らぎや安心感・暖かさなど、その場の空気や経験などを表しているのかと。

大切な人とゆっくりとお茶を飲む
静かな部屋で暖炉のパチパチという薪の音だけを聞きながら読書
チョコレートと食後のコーヒータイム
友人を招いてホームパーティで好きな時間を共有する


ほっとする。人と共有する心地よい時間や空間。そんな感覚が「HYGGE」なのでしょう。

時間に追われがちな現代の日本人が、もっと昔のように春夏秋冬という美しい季節を感じながら人とのつながりを大切にして豊かな暮らしをする。無意識のそんな想いが、北欧の暮らしや価値観に対する憧れや共感につながっているような気がします。

ウェグナーの家具が愛されるわけ

なぜこんな気取ったことを言い出したのかというと(笑) 北欧の名作、とくにウェグナーの素敵な家具たちが続々と入荷してきているから。北欧についてまた少し考えるようになりました。

北欧のデザインは日本の暮らしによく馴染むと言われているように、やはり家具にも日本人のこころにすっと心に馴染むものがあるのかと感じています。

フィン・ユールは「天才」。ウェグナーは「秀才」。

過去に見た書籍の中で、椅子研究家の織田憲嗣さんが発したこの言葉は秀逸な気がします。

フィンユールは建築家でそのデザインには華があるが、木工の技術や知識などは、家具職人のウェグナーにはかなわない。素材も構造も知り尽くしているのがウェグナーだと。座り心地や耐久性、全てにおいて及第点を取りに来ているのがウェグナーの家具だと。

ウェグナーはトヨタ、フィンユールはフェラーリ。すごくわかりやすい例えですね。


フェラーリに憧れながらも日本人の多くが国産車を選ぶように、日本人にはウェグナーの家具がどこか本能的にすっと馴染み、安心する何かがあるのでしょう。

そんなウェグナーの家具が現在たくさん入荷中!ウェグナーだけでなく、北欧もの充実していますよ。店頭では様々な名作にたくさん触れられて、座れて、感じられます。そして、名作がもっとたくさんの人に感じていただけるように出来る限りの価格で。

ぜひあなたの暮らしに北欧の名作を。

(文:柴田)

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