スワンソファ フリッツハンセン

フリッツハンセン・スワンソファの張替。

スワンソファ フリッツハンセン

先日、フリッツハンセンのスワンソファの買取をさせて頂いた。汚れが多かったので、これからも長く使えるよう張替えをした。

といってもソファの張替は相当の技術が必要なのでいつも専門業者の愛知県豊橋市にあるリフレックスさんにお願いしている。

このスワンソファは1958年にデンマークはコペンハーゲンのSASロイヤルホテルの設計をしたアルネ・ヤコブセン / Arne Jacobsenがそのホテルの内装、家具、カトラリーなどすべてをデザインした中の1つである。

 

私も数年前にデンマークに仕入れで行った際に一度SASホテルに行ったことがあるが(ロビーに入っただけだが。。。)、革張りのスワンチェアやエッグチェアがいっぱいで、照明はルイスポールセン、夢のような空間だった。

 

その憧れのSASロイヤルホテルがデザイン集団スペース・コペンハーゲンによってフルリノベーションされた。彼らのコンセプトはヤコブセンのビジョンを残しながらも彼のマスターピースをミュージアムのように残すのではなく、新旧の家具やファブリック、素材をミックスし、未来に向かうホテルにすること。

そして2018年春、ラディソン・コレクション・ロイヤルホテルとしてオープン。是非、泊まってみたい!

 

スワンソファ アーム

そんなスワンソファの張地は全体をたった2枚の布だけで構成されている。

2枚の布の継ぎ目は背・座・肘部分の境目だけ。スワンソファの丸い座面をタルミやヨレが無いように張り込むのは至難の業だ。さすがプロ!

 

スワンソファ アルネヤコブセン

ちなみに今回のスワンソファの張替料金は新品のそこそこいいソファが買えるくらいの金額である。しかし、これで次に使われる方にも喜んでいただけると思う。

良い家具はリペアをしながら代々末永く使われていくべきである。そのお手伝いを使命としてリ・スタイルはやっている。

今度はデパドヴァ / DePadovaのラッフルズ / Rafflesというイタリアの巨匠、ヴィコ・マジストレッティ デザインのソファの張替を行う予定だが、これもカバーリング製作と中のウレタンの交換とかなりの大仕事。

 

これは結構なリペアの金額になってしまうので少し躊躇しているが、お客様の思い入れのあるソファを引き取ってきたこともあり、『家具を蘇らせ、次の世代に引き継いでいくこと』が仕事なので、やらないといけない。。。

 

 

『インテリアをファッションのように着替えよう。』

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