都市森林を伐採して、家具をサステナブルに。

日本は世界有数の『都市鉱山』大国で、最近その「採掘」が進んでいると何ヶ月か前の日経新聞に載っていました。

何?都市鉱山って?という方に、Wikipedia より。

 

 都市鉱山(としこうざん、英語: urban mining, e-waste)とは、

都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたものである。

そこから資源を再生し、有効活用しようというリサイクルの一環となる。 地上資源の一つでもある。

 

レアメタルは金・銀・プラチナのような貴金属から、レアアース、リチウム、インジウムなどなどの

あまり聞いたことの無いようなモノまで多数。

それらが眠る日本の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵する埋蔵量だそうです。

金の埋蔵量にいたっては南アフリカを超えるらしい。

 

そういった都市に眠るレアメタルをリサイクルする事業が拡大しているそうです。

でも、この事業はすごい精製技術と設備が必要なようで、

非鉄金属大手の三菱マテリアルやJX金属など資本力があるところじゃないとなかなかできないみたいです。

 

お家に眠っている古い携帯電話やパソコン、小家電にレアメタルは使われているのでいらないなら

自治体などのリサイクルに出したほうが日本のため、地球のためになりますよー。

 

で、そこでユーズド家具を扱うわたくし、リスタイルの四方は考えました。

もっと前から考えてましたが。。。。。

 

日本には電化製品や精密機器に使われているレアメタルだけじゃなくて、

家具などで使われているウッドも眠ってるよね?

 

そう! 言うなれば『都市森林』。

 

じゃあ、そんな都市森林の伐採は進んでいるのか?

 

リサイクル・リユースなんて何も考えず、作っては捨て、作っては捨て。

そんなことを繰り返し、スクラップ&ビルドが当たり前の家具業界。

 

もしくは家具は一生モノ、いい家具を一生使いましょう、のような古臭い考え。

はっきり言ってメチャメチャ時代遅れな業界です。

 

また、最近のリユース業界も、

手間と場所が余計にかかり、利益が出にくいという理由から家具を扱うところが減り、

扱っていたとしてもキレイな人気の家具だけを、たいして手も加えず、右から左へ売るだけ。

 

日本で人気がなかったり、需要がないモノは東南アジアなどに輸出する。

それ以外は廃棄し、焼却されるか、

もしくは、木材リサイクルでチップ化されパーティクルボードなどの

建材やバイオマス燃料になったりします。

そんなサステナブルでない家具業界と

リユースショップと言いながら利益だけを追い求め、

家具のリユース・リサイクルを放棄しかけている、リユース業界。

 

そんな2つの業界のハザマにいるリスタイルが始めたことがあります!

 

パーティクルボードやバイオマス燃料になることも無駄ではなく、イイことなのですが、

そうなる前にユーズド家具屋として何かできることは無いか。

 

そのままで家具としての需要がなくてもカタチを変えれば何とかならないか?

高価な無垢の木材までチップになるのはもったいない!!

 

そう思い、始めたのが、

 

【 REVIVE MOBLER PROJECT ~リバイブモブラープロジェクト~ 】

  家具を蘇らせる計画。

  

以下、リスタイルのHPより。

それは、三方よしのプロジェクト。
家具にも、環境にも、気持ちにも優しい。

リバイブモブラープロジェクトとは、

役目を終えた家具からつくるまったく新しいカタチの家具。

サイドテーブル、シェルフ、ミラーなどすべての製品が家具を再利用してつくられています。

せっかくいい素材が使われていても、見た目や大きさの問題で需要がなければ、粗大ゴミとして廃棄されてしまいます。

こういった本来ならば捨てられてしまう家具を救えるのは、このプロジェクトの醍醐味です。

捨てるはずの家具を材料として使うことは、この地球環境にも大きなメリットをもたらします。

家具の廃棄量を減らし、温室効果ガスを削減し、地球温暖化を減速させる役割の一つを担うのです。

もちろん、新品の木材を使わないので新たに森林を伐採せずにすみます。

また、古い家具ほど貴重で上質な木材が使用されているものです。

今では入手困難な高級無垢材を、現代のニーズにマッチする新しいデザインの家具に使えるメリットもあります。

そして、その家具に込められたけっして捨てることのできない想いを、カタチを変えて受け継ぐことができます。

新しく家具を買う人、大切な家具をなくなく手放す人、

そして、このプロジェクトとまったく関係のない地球上に住むすべての人へ、

それぞれにメリットをもたらしサスティナブルな価値を創造できるのが、

リバイブモブラープロジェクトです。

 

リバイブモブラープロジェクト

  

このリバイブモブラープロジェクト、略してRPM、リバモの家具は、

分解から木取、材への戻しなどすべて手作業なので、

かなりの手間がかかります。

なので、大量生産は不可能で月産、数点しかできません。

 

材料もまだまだ足りません。

でも、出張で取りに伺う人員も予算もありません。

なので、無垢材の良い家具はできれば捨てられる前に、

お持込み頂けると助かります!

 

少しでも家具をサステナブルにするために、工房スタッフは頑張ています!

 

この取り組みに賛同して頂ける方、

近いうちにクラウドファンディングを立ち上げようと計画しています!

その時は是非、よろしくお願い申し上げます。m(__)m

 

次回は、リバイブモブラープロジェクト、RMPリバモの別の取組も紹介します。

 

『インテリアをファッションのように着替えよう。』

家具への想いをつなげるために。

    クリック→ ユーズド家具と雑貨のお店 Re-styleネットショップ

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